Think(シンク)株式会社からのブログ詳細発信
2020/02/27
お墓の値段は、必要がなければ注目しないので、なかなか目安がわからないものです。
しかし、終活の一環で、「元気なうちにお墓の値段を調べて、購入しておくことで、後々の家族の負担を軽くしたい」と考える方も増えています。
お墓を決める際の参考になるよう、平均購入費や決める際の4つのポイントをまとめました。
お墓の値段は、地域によって差があります。
各地域の平均購入額を、棒グラフにまとめました。
<参考:一般社団法人 全国優良石材店の会|2017年データ>
グラフからは、もっとも低額なのは北海道の平均133.8万円で、もっとも高額なのは九州の平均222.0万円となっています。
地域差が出る要因としては、地域によってお墓の流行・好まれる傾向があるためです。
たとえば、地域によっては小さめでシンプルな墓石が主流であったり、また別の地域では大きくて飾り加工がある墓石が好まれたりするわけです。
お墓の購入を検討されるのであれば、地域性と平均額を知った上で、自分の好みや予算から決めていくのがいいでしょう。
お墓に必要な費用には、3種類あります。
永代使用料とは、霊園・寺院の「墓地の場所代」として支払う費用を指します。
一般的に、お墓は土地を買って建てるものではなく、霊園・寺院からスペースを借りて建て、その使用料を納めることになります。
地方によっては、自宅の敷地内や所有する土地にお墓を建てるケースもありますので、その場合は永代使用料は不要です。
墓石代は、墓石そのものの料金と、据え付け工事代金や香皿や花立などの付属品、文字入れなどの加工料が含まれます。
スペースが広いほど、使う石量が多いほど、豪華なほど墓石代は増えます。
管理料は、霊園・寺院へ納める費用です。
霊園や寺院の規模・設備によって異なりますが、「トイレや水汲み場などの設備補修費、電気代や水道代」などの必要経費に当てられます。
一般的に、霊園や寺院と「お墓を建てます」という契約を交わすと、墓石を建ててなくても管理料を払う必要が生じます。
お墓の値段はさまざまですが、左右するポイントは主に4つあります。
お墓の値段をできるだけ抑えたい方や、「このようなお墓にしたいけど、費用は変わるのだろうか?」と気になっている方は、値段変動のポイントを知っておきましょう。
お墓に使われている石材は、国産で50種類以上、外国産で100種類以上と言われています。
国産では、香川県産の庵治石(あじいし)が最高級とされ、全国各地で採掘されています。
代表例には、以下のものが挙げられます。
外国産では、中国産・インド産を筆頭に、アフリカ産、ヨーロッパ産、アメリカ産など、さまざまな国から輸入されています。
よく「海外産は安くて質が悪く、日本産は高価で品質が良い」という声を聞きますが、一概には言えません。
どの石材も、値段や見た目、性質が異なるので、購入時には販売店へ確認すると良いでしょう。
お墓は、大きなものほど使用する石材の量が増えるので値段が上がります。
また、霊標(れいひょう/故人の名前や戒名を刻むための部材)や五輪塔(ごりんとう/五輪=仏教で宇宙の五大元素を表す)など、豪華になるほど費用がかかります。
お墓の標準型は「四角い石材の積み重ね」がイメージされますが、石材に加工が施されたものもあります。
たとえば、仏教の花である『蓮の花』を形にして台座にしてあったり、花立てや香立に細工がある墓石もあり、手の込んだものほど加工費が追加されます。
お墓の立地はさまざまです。
都会の霊園のように車いすでも容易に動けるほど整備された立地もあれば、土草が自然そのままとなっている寺院、ご家庭によっては霊園や寺院でもない山の中にお墓を建てられることがあります。
墓石を運送し設置する業者によっては、施行に手間がかかる立地だと費用が割高になるケースもあります。
施工費用の変動は、主に以下の要素で左右します。
『終活』という言葉が普及して、「元気なうちに、自分のお墓を用意して、遺族に負担をかけないようにしたい」という意識を持たれる方が増えています。
終活は「死と向き合う」要素があるので重々しく考えてしまう方もいますが、「自分の人生を、最後までより良く生きる」という前向きなものです。
実際、私どもThink(シンク)株式会社では、「元気なうちに、家族や友人たちと食事や団らんを楽しみたい」というお声に応え、『いのちのバトン』というパーティーサービスを承っています。
楽しい時間を過ごしていただき、その光景をThink(シンク)が写真や動画におさめて、素敵な思い出のひとつとして記録いたします。
詳細は、Think(シンク)公式サイトの『いのちのバトン』ページをご確認ください。
お墓は高価な買い物ですし、また自分や大切な方が眠る場所でもあるので、闇雲な購入は避けた方が良いでしょう。
お墓の値段に関する知識は、持っておいて損はありませんし、時間やお金の無駄を省くことにもつながります。