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  • 2020/02/21

    エンディングノートとは?意味や遺言書や遺書との違い、書き方8例

    エンディングノートとは?意味や遺言書や遺書との違い、書き方8例

    『エンディングノート』と聞くと「死んだときのことを考えるなんて縁起でもない」と受け付けない方もいます。

    しかし、エンディングノートは、自分の死について考えることで、「人生をより良く生きる」ためのものです。

    エンディングノート未経験の方に向け、意味や遺言書や遺書との違い、書き方の例をまとめました。

    エンディングノートとは

    エンディングノートを書こうとしている老人

    エンディングノートとは、「自分に万が一の出来事が起こったときに備えて、家族や友人などの親しい人たちに伝えたいことを書きまとめておくノートや手紙」を指します。

    万が一の出来事とは、必ずしも「死」に直結するわけではありません。

    たとえば、病気や怪我、老いなどによって衰えた意識や判断能力になることに備えるわけです。

    「元気なうちにメッセージをまとめておく」ことで、自分も周囲も安心できます。

    また、エンディングノートに、形式の決まりはありません。

    エンディングノートとして作られた市販のノートを利用してもいいですし、ごく普通のノートに情報やメッセージをまとめても問題ありません。

    「便箋に伝えたいことをまとめ、封筒に入れて保管しておく」という方法でも、エンディングノートと言えます。

    エンディングノートは遺言書や遺書と何が違う?

    遺言書と書かれた封筒

    エンディングノートや遺言書、遺書などの違いは、主に「法的に効力があるか」「何を目的に書かれたものか」が挙げられます。

    違いを表にまとめましたので、参考にされてください。

    遺言書 遺書 エンディングノート
    目的
    • 死後の財産分与
    • 相続のスムーズ化
    心情を中心としたメッセージ
    • 人生の記録
    • 情報整理
    • 遺したいメッセージ
    法的効力の有無 有り 無し 無し

    遺言書や遺書は「死後」のことがメインになりますが、エンディングノートは「生きている間の医療や介護」や「自分が余命わずかになった際に、知らせを送りたい知人への連絡先」など、「生きているときのこと」についても記入されます。

    エンディングノートの書き方

    記入項目が入っているエンディングノート

    エンディングノートの書き方には「必ずこのように書かなければいけない」という決まりはありません。

    しかし、押さえておきたいポイントがありますので、まとめました。

    • 1.自分について
    • 2.身の回りについて
    • 3.財産について
    • 4.医療・介護について
    • 5.葬儀・お墓について
    • 6.形見分け・遺品整理について
    • 7.知人の連絡先
    • 8.家族や友人へのメッセージ

    市販のエンディングノートには、必要項目がすでに記載されており、それらを埋めていけば完成するという仕組みになっているものもあります。

    自分にとって都合が良い、情報や気持ちをまとめやすい方法を選びましょう。

    エンディングノートの記載例1.自分について

    エンディングノートに自分のことを記載するのは、「自分のために、人生を振り返る」が目的です。

    家族や知人に向けて自身のことを書いていくと、頭の中が整理され、伝えたいメッセージなどが浮かびやすくなります。

    また、マイナンバーや家系図など、普段は他人に伝えない事柄も、「自分のこと」としてまとめておくといいでしょう。

    <自分についての、記載例>

    • 生年月日
    • 本籍地
    • 家族
    • 家系図
    • マイナンバー
    • ライフイベント
    • 人生のターニングポイント
    • 思い出話
    • 人生観
    • 性格、信念
    • 人脈、仲間
    • 学歴、職歴、資格
    • 趣味・特技

    エンディングノートの記載例2.身の回りについて

    身の回りについての項目には、現在の生活につながることを記入します。

    <身の回りについての、記載例>

    • ペットの世話、譲渡先
    • パソコンやスマホ内の、デジタル情報
    • 家族や友人知人、お世話になった方へのメッセージ

    エンディングノートの記載例3.財産について

    金銭関係は、本人しかわからないことが多いものです。

    エンディングノートには法的効力はありませんが、通帳や印鑑、貴重品などの保管場所を記録しておくだけでも、遺族の負担は軽減します。

    <財産についての、記載例>

    • 預貯金
    • 金庫などに保管している現金
    • 不動産
    • 有価証券
    • 貴金属
    • 骨董品など価値のあるコレクション

    エンディングノートの記載例4.医療・介護について

    たとえば脳死の際や、延命治療の方法や期間など、家族や医師では簡単に判断できない事柄が、医療や介護にはつきものです。

    元気なうちに「自分が病気などで意思判断ができなくなったときは、このようにして欲しい」とエンディングノートに残しておくと、家族の負担を減らす助けになります。

    <医療・介護についての、記載例>

    • 自分が希望する医療機関や介護施設
    • 希望する治療方法
    • 延命治療の有無
    • 臓器や角膜の移植提供の意思

    エンディングノートの記載例5.葬儀・お墓について

    生きている間に「死後」について話すのは、「縁起でもない」とタブー視される風潮がありました。

    また、現代は葬儀ひとつにでも「密葬」「家族葬」など葬儀の形式も多様化したり、お墓も「散骨して欲しい」「樹木葬など墓石を使わない方法が良い」などお好みで選べたりする時代です。

    葬儀やお墓は多額の費用が必要なこともあり、遺族にとって何かと話し合いがこじれやすいのが実情なので、エンディングノートに前もって記載しておくと自分も家族も安心です。

    <葬儀・お墓についての、記載例>

    • 信仰する宗教
    • 葬儀の方法(密葬・家族葬など)
    • 納骨の方法(納骨・散骨など)
    • 喪主
    • 遺影に使う写真
    • 参列者への案内

    エンディングノートの記載例6.形見分け・遺品整理について

    遺品の整理は、遺族でのトラブルになりやすいポイントです。

    貴金属や美術品、趣味のコレクションなどは、一般的には価値がわかりにくく、「思い出の品として残すか」「処分してしまうか」「費用をかけて専門家に鑑定してもらうか」などの対応が必要になるからです。

    持ち主である自分が説明や解説、処分方法や譲渡先をまとめておくと、大切な持ち物の価値も失われずに済みます。

    <形見分け・遺品整理についての、記載例>

    • コレクションの処分方法や形見分けの指定
    • 家財道具など遺品の処分方法

    エンディングノートの記載例7.知人の連絡先

    生きていれば、さまざまな人とのつながりの中で過ごします。

    しかし、自分の交友関係などは、家族には知られていないケースもあります。

    自分が余命間近になったときや意思判断ができなくなったとき、連絡しておきたい方たちの連絡先一覧があると、たいへん便利です。

    また、知人たちへの誠意・真心の表れでもあります。

    エンディングノートの記載例8.家族や友人へのメッセージ

    家族や友人に向けて、メッセージを残します。

    文字だけにこだわらず、写真や動画もあわせて残しておくのも良いでしょう。

    <家族や友人へのメッセージについての、記載例>

    • 感謝の言葉
    • 思い出話
    • 最後だからこそ伝えておきたいこと

    エンディングノートを書いたあとのポイント

    老人と介護士

    エンディングノートは、「書いたら終わり。書き直しはできない」というものではありません。

    生きていれば心情や状況は変化していくものですから、定期的な見直しをして、必要に応じて書き直して問題ありません。

    また、せっかくエンディングノートを書いても、その存在を誰も知らなければ、いざ万が一の際に使われることもなく終わってしまうケースも考えられます。

    家族や信頼できる親しい方には、エンディングノートを書いたことを伝え、保管場所を知っておいてもらう必要があります。

    エンディングノートとは「より良く生きる」ための情報と気持ちの整理

    エンディングノートはネガティブな気持ちで書くものではなく、「前向きに、自分の人生をより良く生きる」ためのものです。

    私どもThink(シンク)株式会社では、エンディングプロジェクト『いのちのバトン』というサービスを実施しており、エンディングノートにつながる『終活』のお手伝いをおこなってます。

    写真撮影・保管しやすいアルバムの用意や、メッセージを込めた動画の制作、また思い出作りのひとつとして「生前パーティー」の企画・開催も手がけています。

    詳しくは、こちら【いのちのバトン】紹介ページをご覧ください。

    ご相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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